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鉱物産地解説
鉱物産地・解説~1~
 鉱石山(川場太郎)
​(写真1)がたがた道の悪路
​(写真3)以前は林だった開拓道
​(写真5)鉱石山のザクロ石産地。
​ザクロ石の大岩とズリ。
​(写真2)鉱石山入り口にある看板
​(写真4)昔の鉱山のトロッコレール跡
​(写真6)ザクロ石スカルンから出来ている大岩!
​(写真7)会員さんが見つけた、キレイな灰鉄柘榴石結晶!

                            鉱物産地

                      鉱石山・解説

 

鉱物友の会第1回目の採集会でも訪れた、「群馬県沼田市川場村」にある、「鉱石山」です。

 

(産状解説)

鉱石山は、スカルン鉱床(接触交代鉱床)という産状で、石灰岩にマグマが貫入(接触)して、その接触部分に様々な鉱物が産出するという鉱床です。

マグマに含まれている、珪酸や鉄、アルミニウムなどが石灰岩に含まれるカルシウムなどと混ざって、スカルンの典型的な鉱物、灰鉄柘榴石や灰礬柘榴石などが、多く産出されます。

 

(産地解説)

鉱石山までは、川場スキー場に向かう道の263号線沿いにある、ふじやまの湯という温泉の左側の林道を通っていきます。ここの林道は、多少、悪路ですが車でもなんとか通行できる道です。(写真1)(ですが、あまり車での通行はお勧めしません)

そこを、数百メートル登っていくと、「鉱石山登山道入り口」の小さな看板と、仮設トイレが見えてきます。(写真2)そこからが、鉱石山登山道の入り口です。

そこから、登山開始ですが、最初の5~10分程度の間は、林業により開拓された道を進みます(写真3)。夏場などは、直射日光が当たるので、とても暑い場所です。

そこを抜けると、木々が生えだしており、登山道っぽくなる道を進みます。ここら辺から、また5~10分程度、つづら折りの道を上っていくと、道にトロッコのレール跡が見えてきます。(写真4)それが見えてきたら、産地まではもう直ぐです。

トロッコレールが見え始めてきたら、左斜面に注意して進んでいくと、少し開けた場所の奥に斜面を登る小道みたいなのが、見えます。そこを登ったところが、鉱石山の柘榴石産地です。(写真5)

産地には、大きな露頭があり、その岩体のほとんどがスカルンで出来ている露頭です。(写真6)その露頭が奥から出現してあり、その露頭の手前に10~20人程度座れる広場があります。

その広場には、昔掘り出されたザクロ石などが、散らばっています。いわばズリのような広場になっています。

鉱石山は、紙やすりの原料として、ザクロ石を掘り出していた鉱山跡で、トロッコレール跡もザクロ石を運ぶためのものとして使われていました。

(採集結果)

今回の鉱物友の会、採集会で確認できた鉱物は以下の通りです。

灰鉄ザクロ石・灰鉄輝石・水晶(石英)

以上が確認できました!(写真7)

    鉱石山・産出鉱物
・灰鉄柘榴石・灰鉄輝石・水晶(石英)
・磁鉄鉱・透輝石など

※注意書き※

鉱物採集は、どのように鉱物ができるのか、どのような産状であるのか等を学べ、鉱物への理解や関心を高められるものです。むやみな採掘・自然破壊は、決して行ってはいけません。

尚、鉱物採集を行うとともに、自然への保護活動に努め、ゴミなどが有った場合は持ち帰りましょう。